ディスポーザーは一戸建てに設置できる?

冬場はまだよいのですが、夏になると生ゴミが臭い始めます。虫もわいてきて不衛生ですが、ゴミ出しの日が決まっている以上、どこかに保管しておかなければなりません。そんな悩みを解消してくれるのがディスポーザ排水処理システムです。シンク下に設置可能な生ゴミ粉砕機で、いつでもさっと生ゴミを捨てることができるのです。このディスポーザ排水処理システムを取り付けしているマンションも増えましたが、一戸建てにも設置することは可能なのでしょうか。

一戸建ての住人がディスポーザーの取り付けを業者に依頼すると、まずは住所を聞かれるはずです。ディスポーザーで粉砕した生ゴミを生物分解する処理槽が付いていない場合など、ディスポーザー単体の設置を禁止、または自粛している場合があります。処理層できれいに分解せずに下水に流すと、排水管の詰まりを起こす可能性があり、また下水処理にも影響が出てしまうからです。処理槽が付いた生物処理タイプの他に、粉砕した生ゴミを固形物と水分にわけ、固形分は燃えるゴミに出すような機械処理タイプのディスポーザーもあります。工事費や設置費などを話し合う前に、生物処理タイプ、機械処理タイプなど、お住まいの地域がどんなディスポーザーが設置可能なのか調べる必要があります。

そしてディスポーザーを設置するには、自治体に申請をしなければなりません。申請書類を準備し、設置工事前に提出します。申請書類は複雑で多数ありますが、無届けで設置すると、設置者、業者ともに自治体の条例などにもとづき処分されることもあります。そして申請した計画書にのっとり、ディポーザーをきちんと維持管理していくことが大切です。

次に業者選びについて、工事費や設置費の相見積もりを取り比較検討して選びましょう。取り付け時以外にも、設置後の修理や交換費用がかかるので、維持管理費についても考えておきましょう。エアコンよりも壊れる確率は低いといわれていますが、詰まりや噛みこみ、水漏れなど起こらないとも限りません。またお値段だけを重視して業者選びすると設置工事がずさんで、維持管理に費用がかかることもあります。口コミ評判なども参考に信頼できる業者を選びましょう。

元々ディスポーザー付きマンションに住んでいた方などは、一戸建てになっても設置を考えられることが多いです。生ゴミ処理の手間から開放されますし、排水溝や三角コーナーをきれいに保て、悪臭からも開放されます。害虫発生の不安も少なくなるはずです。また、実際ディスポーザーを利用し始めてゴミの量が減ったという声もあります。環境面からみてもメリットがあります。

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