人生で一番の買い物ともいわれる一戸建ての購入ですが、不動産保有自体が節税対策となることをご存知でしょうか。高いから無理と諦めず、節税方法の一つとして不動産購入を検討してみましょう。
購入することで住宅ローン控除が受けられます。住宅ローンの残高に応じて税金が安くなるのです。一括で買うことができるのはほんの一握りの富裕層のみで、多くの方が住宅ローン控除を活用しているはずです。
免震住宅、バリアフリーや省エネルギーなど長く安全に快適に過ごせる家を長期優良住宅といいます。長期優良住宅認定制度というものがあり、それをクリアしているのであれば、住宅ローン控除の額が10年間で最大500万円にもなるのです。地震大国の日本、いつ大きな震災が起こらないとも限らず、免震住宅にすることは減免だけでなく自分たちや子どものためにもオススメできます。
それ以外にも、低炭素住宅を建てた場合などにも受けられるのが投資型減税です。住宅ローン減税との併用はできず、現金購入の方向けともいえます。自分たちのために投資して、それが減免に繋がるならばやらない手はありません。投資型減税には細かい規定があるため、それをクリアするようハウスメーカーともよく話し合いしながら計画を立てるようにしましょう。
すまい給付金というのもあります。一定以下の収入の人が住宅ローンを借りて消費税8%の家を買う場合に、最高で30万円の現金がもらえる制度です。すまい給付金は新築だけとは限らないので、中古住宅をリノベーションして住む方法を考えているという方にも有効です。
一戸建てを建てた後、意外と負担となるのが固定資産税です。固定資産税というのは土地や家屋を所有している人が支払わなければならない税金です。こちらも、一つの土地を二つにわける分筆という方法で評価額を下げたり、小規模住宅用地の特例を受けたりと、税金対策ができます。代々引き継いできた土地が実際の面積と登記簿と異なっているようなこともあり、仕方ないと支払うのではなく、ちょっと立ちどまってみることも必要です。
会社に勤める方なら確定申告は経理に任せてよく分からないという方もいるかもしれません。でもマイホームを購入した方は確定申告を確実に行うようにしてください。住宅ローン控除など、それでお金が戻ってくるのです。さまざまな対策法があるものの、自ら動かないと誰も言ってはくれないようなものばかりです。マイホームづくりを安く済ませたいというならば情報収集こそが重要な鍵となるわけです。