夢のマイホームの一戸建てを購入し、一国一城の主となり幸せな生活が始まろうとしている傍ら現実は厳しいものです。住宅ローンの頭金という形で非常に大きな出費があり、その後もローンや固定資産税など諸々の資金が定期的にかかってきます。また、部屋数が増え、一部屋あたりの面積が大きくなることもあり、一戸建ての光熱費はマンションよりどうしても高くなってしまう傾向にあります。家計簿を眺めながらため息をつくよりは、節約する方法について家族で真剣に考えてみませんか。
節約と聞くと、極端な話ご飯がもやしばかりと思い浮かべる人もいるかもしれませんが、栄養を考えないと元気が無くなり、結果医療費が増えることにもなり、またそのような節約ではそれほど成果は得られません。効果的なのは光熱費を見直すことです。こまめに電気を消すことも必要ですが、徹底するのは大変なことです。思いきって電力会社やガス会社を見直すことから始めてみませんか。
電力自由化となり今は大手の電力会社以外にも小売電気事業者から電気を購入することができます。ガスも電力に続き、購入する会社を自由に変更できるようになりました。電力会社もガス会社もそれぞれの一戸建てに合ったものに見直す時代です。どこの会社も似たものだろうと変更を考えない方もいることでしょう。しかし電力会社、ガス会社ごとの特色があり、中には電話や回線サービスとセットで契約し通信費を抑えられるプランもあります。場合によっては今までどおりの生活を続けながら、大きな節約となるのです。
一戸建てを建てるときに、デザイン性や室内に配するインテリアばかりに目がいってはいませんか。光熱費を節約する方法は、建てる段階から壁や窓など断熱化するだけで格段に変わってきます。壁に断熱材を入れると、エアコンの使用量はぐんと減ってきます。熱や冷気のもれが気になる窓を二重サッシにするだけでもかなり違ってきます。断熱化することで快適な暮らしが手に入り、それでいて節約もできるのですから一石二鳥でしょう。
建てた後でも、太陽光発電を取り付けるという電力の節約方法があります。すなわち、使う量を減らすのではなく自分たちで作り出すというわけです。屋上として使わないのであれば、屋根の上で太陽光発電し有効活用しましょう。ソーラーパネルを設置すれば晴れた日にいつでも発電してくれます。電気の使用量や作られている量が分かるモニターを目に見えるところに置いておけば、さらに電気代を節約しようという意識が家族の中に芽生えてくることでしょう。
10年もすると補修費など必要となってきますので、その費用は積み立てねばなりません。定期的にメンテナンスを行ったほうが、万一故障したときに比べ費用が抑えられるとも言われています。見積もりをしっかりとって納得がいく運用を心がけましょう。